キャスト

ルー・ユーライ(チェン・リャン/リュウ・ウェイ 役)

1982年4月8日生まれ、中国内江市出身。第55回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞した映画『孔雀 -我が家の風景-』(05年製作・07年日本公開/クー・チャンウェイ監督)で俳優デビュー。08年に出演した『Niu Lang Zhi Nu(英題:Knitting)』(イェンヌ・リチュアン監督)は第61回カンヌ国際映画祭監督週間に正式出品、09年に主演を務めた香港・スイス合作映画『無声風鈴(英題:Soundless Wind Crime)』(09/キット・ハング監督)は第59回ベルリン国際映画祭テディ賞にノミネートするなど国際派俳優として活躍の幅を広げる。19年には自身が感銘を受けたある小説家の2つの小説を1本にまとめた自身初の長編監督作『Life of Zhang Chu/桃源』を製作、平遥国際映画祭ニュージェネレーション部門の最高賞となる作品賞を受賞、日本でも第14回大阪アジアン映画祭で上映された。今後、俳優のみならず、監督としても活躍が期待される。

藤竜也(井上弘 役)

1941年8月27日父の任地、北京で出生。大学時代にスカウトされ日活に入社、62年『望郷の海』(古川卓己監督)でスクリーンデビュー。76年に出演した大島渚監督による映画『愛のコリーダ』で第1回報知映画賞主演男優賞を受賞。大島監督とは第31回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した『愛の亡霊』(78)でもタッグを組んだ。05年に主演した『村の写真集』(三原光尋監督)では第8回上海国際映画祭で最優秀男優賞を受賞。デビュー以来、第一線で活躍し続けている。近年の主な出演映画は『人生、いろどり』(12/御法川修監督)、『私の男』(13/熊切和嘉監督)、『柘榴坂の仇討』(14/若松節朗監督)、『龍三と七人の子分たち』(15/北野武監督)、『お父さんと伊藤さん』(16/タナダユキ監督)、『光』(17/河瀨直美監督)、『空母いぶき』(19/若松節朗監督)、『台風家族』(19/市井昌秀監督)など。テレビドラマは倉本聰脚本の「やすらぎの刻~道」(19-20/EX)は現在放送中。

赤坂沙世(葉月 役)

1988年生まれ、東京都出身。ファッション誌「装苑」「GINZA」や海外版「VOGUE」「HARPER‘S BAZAAR」「ELLE」などを始めとして、世界にまたをかけるモデルとして活動。世界各国でハイブランドからカジュアルブランドまで数多くのショーでモデルをつとめている。日本にとどまらず中国やアジア圏でもファッションアイコンとして人気を博しており、ファッションに敏感なインスタグラマーたちから熱い注目を浴びている。同時に写真家やクリエイターとしても活動、そのマルチな才能を生かし本作で女優デビューを果たした今後注目の新星。

松本紀保(井上香織 役)

1971年生まれ、東京出身。1995年TPT公演『チェンジリング』でデビュー。同団体公演『近代能楽集 葵の上/狂女(はんじょ)』で初舞台を踏む。以後、舞台を中心に多方面で活動。主な出演作品に『マトリョーシカ』、『シェイクスピア・ソナタ』などのシアターナインス作品のほか、ミュージカル『ラ・マンチャの男』、椿組『廃墟の鯨』、てがみ座『地を渡る舟』、流山児事務所『雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた』など。近年の公演は劇団チョコレートケーキ第27回公演『治天ノ君』に出演。

バオ・リンユ(グゥイ・シュン 役)

1945年生まれ、中国鄭州出身。俳優として20年以上のキャリアを持ち、多くの舞台や映画に出演。数々の作品の中で、特に母親の役として名高い。

シェ・リ(シュ・ヂェン 役)

1960年生まれ、中国鄭州出身。元鄭州市歌劇団の俳優として舞台で活躍した。40本以上の映画に出演して、様々なキャラクターを演じている。

ヨン・ジョン(ヨン・ジョン 役)

1984年生まれ、中国山東省出身。パリの映画学校を卒業後、カメラマン・撮影監督として活躍。フー・ウェイ監督の『Butter Lamp』(2013)では撮影助手を務めた。

塚原大助(松村 役)

1976年7月16日生まれ、東京都出身。演劇ユニットゴツプロ!主宰。2020年1・2月ゴツプロ!第五回公演『狭間の轍』を東京・大阪・台北3都市にて上演。主な作品に【舞台】ふくふくや『こどものおばさん』(19/司茂和彦演出)、『世襲戦隊カクマゾンⅢ』(19/田村孝裕演出)、『後家安とその妹』(19/豊原功補演出)、舞台『銀河鉄道999』〜GALAXY OPERA〜 (18/児玉明子演出)【映画】2020年秋公開『ソワレ』(外山文治監督)【テレビ】ドラマ24「Iターン」(19/TX)など。

浜谷康幸(井上弘毅 役)

1972年3月21日生まれ、東京都出身。オスカープロモーション所属。バッカーズ演劇奨励賞 2016 男優賞受賞。映画、舞台、テレビドラマ、CMなど幅広く活動。主な作品に【映画】『哭きの竜外伝』(11/井出良英監督)、『HERO』(15/鈴木雅之監督)、『メランコリック』(19/田中征爾監督)、【ドラマ】「八重の桜」(13/NHK)、「コードブルー THE THIRD SEASON」(17/CX)、【舞台】ゴツプロ!『最高のおもてなし』(16/山野海演出) 、東京演者兄弟会『守ってあげたい』(16/松本匠演出)、明後日プロデュース『日の本一の大悪党』(16/小泉今日子演出)、ふくふくや『カランのコロン』(16)ほか舞台演出も多数。

石田佳央(刑事 役)

1977年生まれ、千葉県出身。2004年、つかこうへい劇団11期生として活動を始め、2006年からは蜷川幸雄のもとで多くの舞台に立つ。その後、単身中国に渡り、現地のドラマ主要キャストとして出演するなど、日本にとどまらず活動の場を広げている。近年の出演作に【舞台】『怪人21面相』(17/和田憲明演出)、『サメと泳ぐ』(18/千葉哲也演出)、『三億円事件』(19/和田憲明演出)、【映画】『64-ロクヨン』(16/瀬々敬久監督)、『おまえ次第』(18/城定秀夫監督)、【TVドラマ】「芙蓉の人」(14/NHK)、「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」(17/CX)、「遺留捜査」(18/EX)などがある。

堺小春(小春 役)

1994年生まれ、東京都出身。2005年、ミュージカル『アニー』でデビュー。2007年時代劇『夏雲あがれ』以降、学業優先の為活動休止後、2015年、舞台『転校生』(本広克行演出)で約1500名のオーディションから21名の中に選ばれ活動を再開、近年の主な出演作に【舞台】『金魚鉢のなかの少女』(18/田中壮太郎演出)、『北齋漫畫』(19/宮田慶子演出)、【映画】『心が叫びたがってるんだ。』(17/熊澤尚人監督)、『曇天に笑う』(18/本広克行監督)、【TVドラマ】「いつまでも白い羽根」(18/CX)、「大河ドラマ いだてん」(19/NHK)、【WEBドラマ】「フォローされたら終わり」(19/AbemaTV)に出演中。2020年1月8日より新国立劇場中劇場にて上演の舞台『阿呆浪士』(ラサール石井演出)に出演する。

占部房子(井上恭子 役)

1978年1月9日生まれ、千葉県出身。『埒もなく汚れなく』(19/瀬戸山美咲演出)、『焼肉ドラゴン』(11/鄭義信演出)、『月の獣』(15/栗山民也演出)、『レミング』(15/松本雄吉演出)、『CHIMERICA チャイメリカ』(19/栗山民也演出)など、多くの舞台で活躍。第58回カンヌ国際映画祭コンペティション部門公式参加作品『バッシング』(06/小林政広監督)、『犯人に告ぐ』(07/瀧本智行監督)、『PASSION』(08/濱口竜介監督)、『東京アディオス』(19/ 大塚恭司監督)、『風の電話』(20/諏訪敦彦監督)をはじめとする映画や、「大河ドラマ 風林火山」(07/NHK)、「透明なゆりかご」(18/NHK)などのテレビドラマでも活躍。